大会レポート

佐藤健太が強烈なスパートを見せ、1,500mで優勝!
2年連続の日本選手権出場権を獲得

第70回東京陸上競技選手権大会

2007年5月26日、27日/国立霞ヶ丘陸上競技場


◆佐藤健太(1,500m優勝)
「東日本実業団で勝ったというプレッシャーを感じながらのレースでしたが、優勝で日本選手権の出場権を取れて良かったです。レース中は余裕もあり、最後の1周のバックストレートに入ったところでスパートをかけました。
5,000mでは、後半に粘れず思うような結果とはなりませんでしたが、日本選手権では持ち味であるラストスパートを利かせて、決勝の舞台に立ちたいです!」

梅雨入り間近の東京、国立霞ヶ丘陸上競技場で行われた東京陸上競技選手権大会。6月末に開催される日本陸上競技選手権大会の出場権の懸かったこの大会に、東京電力 長距離・駅伝チームからは1,500mに佐藤健太と阿江匠、10,000mに島田健一郎、5,000mに佐藤、仲村一孝がエントリーし、先週の東日本実業団陸上競技選手権大会の勢いそのままの力走を見せた。

初日に行われた1,500mに出場した佐藤と阿江は、予選を難なく突破。夕方に行われた決勝レースでは、佐藤が序盤から冷静にレースを読み、4番手という好位置をキープした。「1,000mあたりで『いける!』という確信が持てました」という佐藤は、先週のレースを彷彿とさせるような強烈なスパートを仕掛ける。最終周のバックストレートに入るや否や、一気に上位3人を置き去りにし、トップを独走。結局佐藤はそのまま2位に10m以上の差をつける3分52秒17で優勝。6月後半に行われる日本選手権の出場権を獲得した。また集団に飲み込まれ、得意の先行するレースを展開できなかった阿江も、歯を食いしばり懸命な走りを見せ、9位でフィニッシュ。経験の少ない1,500mで成長の証を見せた。

10,000mに出場した島田は、持ち味の粘り強い走りを披露。「とにかく日本人トップを獲りたかった」という島田は、気温が29℃を超える暑さをものともしない力走で、一人、また一人とライバル選手をかわして、最終的に日本人2位となる総合4位(30分11秒79)でゴールした。


5,000mで好スタートを切った佐藤と仲村は、好機をうかがい、前線でレースを展開した

2日目にタイムレースで行われた5,000mでは佐藤がラストスパートで3人を抜き去るものの14分25秒55で総合6位。ペースの上がったレース中盤に先頭集団から離された仲村も、最後まで気持ちで食らいつき、「今日は焦らず、自分の走りができました」と、持ち味である安定した走りで総合14位(14分36秒10)に入った。



◆島田健一郎(10,000m)
「今日はタイムよりも順位を意識して走りました。その中で日本人2位でゴールできたのですが、日本人トップとの『3秒差』というところに大きな差を感じました。タイム的には納得してませんが内容としては良かったですし、もう一度土台を作ると言う意味で走り込みをして体作りをしたいです」

◆阿江匠(1,500m)
「予選ではいい走りができたのですが、決勝戦は体がついてきませんでした。先週、今週と1,500mを3本走りましたが、好感触を持てています。現段階で、実戦がつめたことは大きいですし、今後の駅伝につなげるためにも合宿では体力が続く限り、積極的に走り込んできたいです 」

◆仲村一孝(5,000m)
「好感触を持ってレースに入れたのですが、ペースが上がった時に離されてしまいました。今年4本目のレースだったのですが、これだけ短期間で4本走ったのは初めてです。ここで実戦経験を積めたことは非常に大きいです。特にコンスタントに記録を残せているという点も、自信になっています」


前半戦を締めくくる大会で掴んだ大きな成果


◆大後茂雄 監督

東京陸上競技選手権大会は、日本選手権の出場権が懸かっていましたので、記録も大重要ですが結果も重視していました。その中で佐藤が優勝を果たし、日本選手権の出場資格を得る事ができました。
また、それぞれの課題を持って臨んだ、島田、仲村、阿江も内容のあるレースをしてくれました。4名とも狙い通りの成果を出してくれたのではないかと思っています。実戦経験を多く積めた仲村や新人の阿江は今後大いに期待しています。またケガで戦列を離れていたメンバーも戻ってきていますし、6月からはチームとしての課題に取り組み、シーズン後半戦の大会に備えたいと思います。
最後になりますが、職場の方々より大変多くの応援をいただいき本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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