大会レポート

村井が自己新の粘走!

第36回全日本実業団ハーフマラソン大会

2008年3月16日/山口循環ハーフマラソンコース(山口県維新百年記念公園補助競技場発着)


大会に向けた練習で好調だった村井は、本番でも積極的な走りで自己記録を更新した


国内の実業団ランナー237名が一斉にスタート!東京電力からは4選手が出場した

全国の実業団ランナーが集い、早春の山口を駆け抜ける、第36回全日本実業団ハーフマラソン大会が山口県維新百年記念公園補助競技場をスタート・ゴールとし山口市街を循環するコースで行われた。今大会は、世界ロードランニングや海外ハーフマラソンの派遣選考を兼ね、多くのトップランナーがエントリーし注目を集めていた。

今大会、東京電力 長距離・駅伝チームからは中村洋輔、村井勇二、阿江匠、宮城普邦の4選手が出場。各選手は昨年の東日本実業団駅伝大会以降、練習や合宿などを通じて着々とコンディションを上げ、ロードレースシーズンを締めくくる今大会に調整を行なっていた。

237名が参加した男子の部のレースは午前10時にスタート。その合図とともに先頭集団に迫る勢いで積極的な走りを見せたのが、阿江と村井だった。しかし、5km地点で阿江が遅れ始めてしまう。その後、村井が先頭集団から遅れること41秒で折り返し地点を過ぎ、「設定タイムよりも速く、まだ余裕がありました」と懸命な走りで上位に食い下がる。そして、続いて宮城、阿江、中村が通過していく。最終的にトップがゴールし、約3分遅れの52位で村井がフィニッシュ。そして、宮城が93位、阿江が146位、中村が154位でゴールした。

今大会、選手に帯同していた渡邉聰コーチは、「記録にこだわった走りをしてもらいたい」と大会前に口にしていたものの、目標設定タイムをクリアできたのは村井のみだった。厳しい結果を突きつけられたチームだったが、スタミナやスピードのさらなる強化、レースに対する意識という面で大きな課題と収穫を得たようだ。今後、4月から始まるトラックシーズンに向けて成長を期待したい。




村井勇二 選手
52位 1時間04分34秒 自己新

「昨年のこの大会で不甲斐ない走りをしてしまっただけに、今大会は気を引き締めて臨みました。練習からもいい集中力が保て、1月、2月としっかり走り込むことができ、自信を持っていました。結果的にイメージに限りなく近い走りができましたし、次につながるというレースができたと思っています。今後、4月から始まるトラックシーズンに向け、課題であるスピード強化に積極的に取り組み、さらに走りに磨きをかけたいです」



宮城普邦 選手
93位 1時間05分51秒

「大会前のケガもあり、満足のいく練習が積めなかったのですが、現時点でのベストは出せたと思っています。今大会は、昨年ほとんど実業団の大会に出場できなかったので、レベルを肌で感じ、さらにその中で自分がどこまで走れるのかというのを知りたいという目的を持って走りました。社会人1年目、最後の大会だったのですが、実業団では自分自身に厳しくないと勝ち残っていけないですし、気合を入れ直し、トラックシーズンに臨みたいです」



阿江匠 選手
146位 1時間07分40秒

「年明けから調子がよく、いい練習ができていただけに非常に残念な結果となってしまいました。全体的にペースが速くなることを予想し、スタート直後から前方の集団についていこうと思っていました。でも、結果的に、それがオーバーペースとなってしまい、失速する原因になってしまいました。今回は結果を残せませんでしたが、ここまでのトレーニングが順調にきているので、トラックシーズンは結果を残せるように気を引き締めていきたいです」



中村洋輔 選手
154位 1時間08分38秒

「3、4か月前から今大会を目標に練習に取り組んできたのですが、2週間前ぐらい前から体調を崩してしまったことが大きく影響し、思うような走りをすることができませんでした。今年に入ってから徐々に調子が上がってきていましたし、最低でも自己ベストをと思っていましたので悔しいです。取りあえず、一日も早く体調を戻し、ここまで走れる体を作ってきたので、気持ちを切り替えてトラックシーズンにつなげていきたいです」


今大会の結果をトラックシーズンへ


◆渡邉聰コーチ

今大会は、まず第一に目標設定タイムのクリアという点をポイントにおいて挑んだのですが、結果としてクリアできたのは村井のみに留まってしまいました。村井に関しては、普段の練習段階から順調に走り込めてましたので、クリアしてくれると期待していました。宮城に関しても本調子ではないものの、1時間5分50秒で走り切ってくれましたし、健闘してくれたと思っています。
この全日本実業団ハーフマラソン大会は、ロードシーズンの締めくくりの大会です。年明けから走り込みをし、選手各自は練習時に感じたことや今大会の走りを踏まえて、現状で何が足りず、どこを強化していかなければというのを感じてくれていると思います。今後は4月から始まるトラックシーズンに向けて、今一度スタッフ一丸となってチームの立て直しを図っていきたいです。

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