大会レポート
伝統あるロードレース大会で、
選手たちが次につながる粘走を見せる!
第49回姫路城ロードレース大会
2009年2月11日/書写・夢前10マイル公認コース(兵庫県姫路市)
2月11日、兵庫県・姫路市にある東洋大学附属姫路高等学校を中心に、全長10マイル(1マイル=約1.6km)の周回コースで競われる第49回姫路城ロードレース大会が開催された。大会には日清食品の北村聡選手や北京オリンピックにマラソン日本代表として出場した中国電力・佐藤敦之選手など実力をもった選手が出場。東京電力 長距離・駅伝チームからは、島田健一郎、村井勇二、阿江匠、鶴留雄太、亀田健一、栁沼晃太の6選手が出場した。
12時20分。号砲とともに一斉にスタート地点を飛び出した選手たちは、他の選手の出方をけん制するようにスローペースで走り出した。レースはフラットなコースが続く5km地点まで大集団で展開。東京電力 長距離・駅伝チームの選手たちも集団前列でレースをリードする鶴留を筆頭に、島田と村井が積極的な走りを見せた。しかし、その直後の上り坂に差しかかると一気に集団に動きが出てくる。「レース前から上りを意識していたのですが、予想以上にきつく、上位の選手に引き離されてしまいました(鶴留)」。東京電力 長距離・駅伝チームのトップを走っていた島田、村井、鶴留も徐々に差を広げられ、終盤戦に差しかかる。その後、選手たちは懸命に前の選手を追走し、最後まで諦めない力走を見せる。最終的に島田がチームトップとなる19位でフィニッシュ。その6秒後、村井が21位でゴールを駆け抜けた。そして、栁沼(27位)、鶴留(28位)、亀田(35位)、阿江(55位)という結果となった。
今大会、東京電力 長距離・駅伝チームは、ニューイヤー駅伝後、初の公式戦に挑んだ。谷口浩美監督は「厳しいコースでしたが、選手たちは最後まで必死に粘り、さらにチーム内でトップを狙おうという姿勢を見せてくれました」と大会を振り返った。3月には山口県で開催される全日本実業団ハーフマラソン大会が控えており、そこを意識した上で“どれだけ走れるか”“現時点で何が足りないのか”を掴むために出場した今大会。今後、選手たちはこの経験を活かし、さらなるレベルアップを図るため、互いを意識し合い、自己記録更新を狙う積極果敢な走りを見せてくれるに違いない。
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◆島田健一郎
19位/49分13秒
「3月の全日本実業団ハーフマラソンを意識し、『流れの中でどのような走りができるのか』という点に重点をおいて走りました。2日前に出場した市町村対抗かながわ駅伝競走大会の疲労から19位という結果でしたが、次につながる走りができたと思っています」
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◆村井勇二
21位/49分19秒
「最後まで島田さんについていったのですが、残り1km付近で離されてしまい、非常に悔しいです。今大会では『現時点でどれだけ走れるか』という点を強く意識していました。その中で終盤まで失速することなく、追い込む走りができたと思っています」
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◆栁沼晃太
27位/49分41秒
「順調に練習メニューをこなしてきていただけに、27位という結果になってしまったことが悔しいです。5km過ぎの上りで粘ることができず、上位争いをするまでにいたりませんでした。今後は全日本実業団ハーフマラソンもあるので気持ちを切り替え練習に取り組みたいです」
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◆鶴留雄太
28位/49分42秒
「大学時代からこうした大会では集団の後方で走ることが多かったので、今日のようにレース中盤まで先頭集団前方で積極的な走りができたことは良かったと思っています。今大会は新たな課題も見つけることができましたし、内容のあるレースができたと思っています」
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◆亀田健一
35位/50分29秒
「昨年は全く自分の走りができていなかったのですが、年明けからようやく大学院時代のブランクがなくなり“やれる”という感触を持てています。今回は個人的に『チーム内上位』を目指していましたが結果が出せませんでした。この経験を次に活かしたいです」
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◆阿江匠
55位/52分29秒
「故郷に近く、そして中学生時代から出場していたレースだということもあり、思い入れの強い大会でした。しかし、3kmぐらいで先頭集団から遅れをとってしまい、最後まで懸命に走り抜きましたが、内容・結果ともに厳しいものとなってしまいました」
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選手の競争意識向上に期待

◆谷口浩美 監督
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今大会出場した姫路城ロードレース大会は、レース中盤に厳しい上りがある難コースでしたが、選手たちは最後まで諦めない粘り強い走りを見せてくれました。ただ、正直な気持ちを言えば、練習時のパフォーマンスからすると記録として物足りなさを感じました。とにかく選手たちには『どのような大会であろうと記録を狙う』ということを強く意識してもらいたいです。
この大会は、昨年出場した熊本甲佐10マイル公認ロードレース大会に続き、ハーフマラソンに通じる比較的長い距離を経験させようという狙いがありました。ニューイヤー駅伝後に少し休暇を挟み、1月下旬から体作りをメインに考えて走り込み中心の練習メニューをこなしてきました。今大会はまさにその延長線上という位置づけであり、選手たちが現状というものを把握することが重要だと思っていました。また、選手たちにはレベルアップを図る上で競争意識を強く持ってもらいたいと思っています。今日の大会で島田と村井が最後までデッドヒートを見せたようにチーム内での“競争力”というのをみせてもらいたいです。まさにこれこそ2009年度の大きなテーマになってくると思います。
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